ニートの問題点

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どうしてニートは国が政策を打つまでに増加してしまったのでしょうか。働かない若者、働けない若者が増えた要因はなんだったのでしょうか。バブル崩壊による失業者の増加、団塊の世代の子供世代の社会への進出、年功序列制度の崩壊も重なり、欧米に見られるような成果主義の起業も続々と増え始め、新入社員が離職する率も高くなってしまいました。2003年頃までこの状況は続いたのです。

ニートの原因

バブル崩壊の頃から比べ、企業の人員採用率が若干高くなってきているとはいえ、やはりニートにとっては狭き門になっています。なぜなら、企業が求めているものは、新卒者であり、実務経験者だからです。
ハローワークの求人情報が、インターネットで気軽に見ることができるので、一度見てみてください。求人の年齢の幅はあっても、実務経験者が望まれているのです。ニートは履歴書の上で、職歴に書くことがなく、長いこと職につきていないというだけで、書類ではじかれてしまうことがほとんどなのです。ニートは恵まれた条件で働くことができないということなのでしょうか。個人個人の様々な事情によりニートになってしまった現実と、見えない将来に不安が募るのは当然のことでしょう。

社会不安障害

社会不安障害でニートになってしまった人もいるでしょう。SADとも呼ばれています。これは、強い不安を感じるあまりに、体が震えたり、吐き気までもよおしてしまうものです。あがり症の場合、時間とともに慣れてしまうものですが、社会不安障害だとなれることはありません。次第にその状況を自ら避けるようになるので、やがてはニートへとなってしまう原因の一つにもなっています。
社会不安障害の人が恐怖を感じることは、『人前での発言』『知らない人との会話』『人前で文字を書く』『自分よりも上の地位の人との会話』『会社で電話をとる』『会社で食事をする』など等……普通の人にとってはなんでもないことが、社会不安障害の人にとっては、自らの命を断ってしまおうと思うほどの大変なことなのです。症状が慢性化すると、パニック障害を併発する場合もあります。

偏見と差別

ここまで挙げたように、ニートになる原因には、日本の失業率の悪化や、労働の現場での質といった構造的なものが問題にされず、若者の持つ職業観や就労観の低下などを全ての原因にしているような傾向があります。ニートになるのは個々の資質や能力が原因とし、労働現場の差別やそれに対する対策については何の議論もされていないのが現実です。
働いていない家事手伝いの人も、ニートであると数えられるのもこうしたことからでしょう。以前、家事手伝いといえば、女性であれば珍しいものではありませんでした。家事手伝いとして花嫁修業をしている人も大勢います。働いていないというだけで、ニートとされているのです。
また、ニートは働いた経験がないという勝手な思い込みが世の中にはあるようです。もちろん、一度も働いたことのない人もいるでしょうが、世の中の景気に左右され、なりたくないのにニートになってしまった人もいるのです。働いた経験のあるニートも少なくないということです。

中年層のニート

政府がニートに対して行っている対策は、あくまでも若者対象で15〜34歳までとされています。ニートは若い人だけのものなのでしょうか。
35〜49歳の中年層でのニートも存在し、増加率は若い人達の年代に比べ、上回っていると言われています。再就職の可能性で言えば、条件は若者よりも悪く、深刻な状況にも関わらず、ニートと定義されているのが15〜34歳となっているため、なんの支援も対策もされていないのが実情です。年齢が中年層といえども、家族の扶養として生活をしている場合、家族が高齢化し、やがてなくなってしまうと、遺産や貯蓄のある人ならしばらくは生活していけるのでしょうが、いつかはそうでないときが必ずやってきます。そうしたときに、行政は生存権保障のもと、生活保護を適用させなければならず、やがては福祉の財政も圧迫するものになるでしょう。その反面、持ち家などを処分しなければならず、家を手放したくないばかりに生活保護も受けられず、人としての最低限の生活もできない人が大勢出てくると懸念されます。

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